導かれた出逢い・・・ バリの画家・MANIK氏との出逢い

出逢いは、2009年7月でした。

 

当時、バリの女性をモチーフにした作品を購入したいという計画があり、取引のあるギャラリーにもそのような絵画はあったのですが・・・残念ながら、「買いたい」、と強い衝撃を受けるほどの作品はありませんでした。

 

何軒かギャラリーを回っても結果は同じ。

価格重視であれば、そこそこ描かれている作品を購入すればいいのですが、購買欲を刺激する作品はなく、絵画の種類を増やすためにある程度妥協して、2点くらい買っておこうか、と、悩んでいました。

 

そんなある日、ウブドに住む友人の紹介で、最近ウブドに住み始めた日本人の画家さんを紹介してもらうことになり、彼の住む場所に向かう途中、バイクを運転する僕の目に飛び込んできたのが、1軒の高級そうなギャラリーの入り口に飾られていた絵画でした。

 

ギャラリーを覗いてみたい!
と、いう思いは、中尾彬氏によく似た画家さんとの会話中でも、消えることはありません。

 

帰りにもう一度、ギャラリーの前を通り過ぎる時、チラリ見しました。明らかに高そうな絵画ばかりおいているギャラリーだということは直感でわかりました。
覗くだけなら・・・
と、翌朝一番にギャラリーを訪れると、どの絵画もすばらしく、かなり敷居の高い印象は捨てることができません。

 

ギャラリーは立派で、おいてある絵画も同じように立派であり、
手持ちのお金で買うことができる作品はないだろう〜
と、思いながら、何点かある女性画を眺めるたびに、欲しいという思いは強くなるばかりで、
今まで見たバリの女性をモチーフにした絵画とは、レベルが違いすぎ、他のギャラリーで女性画を買う予定は完全に消えました。

 

「誰の作品?」
「マニック」
「この手の絵画を街のギャラリーで見てきたけれど、品質が違う、この人がオリジナルで、他は真似たんだね」
「これは、彼のオリジナル」

バリでは、売れ筋の作品があると、絵画を問わず、すぐにコピー(複画)されます。ウブドに向かう裏通りにあるギャラリーを見れば、同じような絵画のオンパレードです。

 

それなりに描かれているのですが、今回、改めて感じたことは、

オリジナルとコピーされた作品の差、コピーはオリジナルを超えることがない、ということです。
作品を眺めながら模写して描かれた作品と、画家の感性と腕で描かれた作品の差は歴然としています。

 

ギャラリーを一通り見て、他にもすばらしい作品、高価な作品もありましたが、頭の中はマニックの作品でいっぱいです。
まずは、値段を聞いてみました。 街のギャラリーで見た似たような絵画の数倍です。 けれど、作品の力でしょう&かなり気に入ったからでしょう、
この作品であれば、そのくらいだろう、と思いました。

 

バリ絵画 MANIK

 

 

明日に出直そうか、と思いつつも、売れたらどうしようという思いは捨てることができず、この道を通らなければ、この作品には出会っていない、日本人の画家さんを紹介してもらわなければ、この道を通ることもなく、この作品とは出会っていない、まさに、作品が僕を呼んだという思いで購入を決めました。

バリ絵画 MANIK

なかなか思うような作品に出会えず、悩んでいた僕をこの作品が呼んでくれたのだろう、と運命を感じました。